ハイヤーで価値あるひと時を満喫

一見タクシーのように見えますが、ちょっとタクシーとは違う雰囲気を持った車を見かけることがあります。その車にはタクシーのような行灯も賃走、回送といった表示板もなく、いつもピカピカに磨かれた高級車に礼儀正しく気品のあるドライバーが乗車しています。空港やホテル周辺で見かけることが多いこの車は、ハイヤーと呼ばれる乗り物です。海外から訪れたエグゼクティブ層、VIP、CEOなど重役のゲストの移動、格式の高いパーティにおける送迎などによく利用されています。

ハイヤーはVIPやエグゼクティブ層が利用するだけのこともあって、もちろんサービスや乗り心地はハイクオリティーです。車中とは思えないゆったりとしたラグジュアリーな空間と、心地よいひと時やサービスが喜ばれて、大切なお客様を招く際の接待やもてなしの一環として利用されることが多くあります。特にビジネスシーンでの利用に適していることから、ハイヤーは法人契約が主流となっていました。

近年、日本もグローバル化が進み国際交流が盛んになってきています。海外の友人や家族と交流を持つ人も増えてきたため、ハイヤーも個人契約が可能になっています。サービスの幅も大きく広がり、特別な記念日のサプライズや、海外、国内の観光に利用するケースも増加してきました。心に残るひと時に価値を見出し、大切にする方が増えてきたことが背景にあります。

また、ハイヤーは観光などにも利用が可能で、足が悪いなどの理由で団体の観光ツアーには参加しづらい方でも、無理することなく自身のペースに合わせて動くことができます。そのため、プライベートな観光旅行を楽しめます。さらに、ドライバーの豊富な知識とサービスで観光スポットや珍しい穴場などの提案も受けられ、忘れられない旅を味わえることが魅力です。車のサイズも種々揃っているので、多人数での移動の際には大きな車を用意してもらえます。

このようにハイヤーの用途が多様化してくると、ドライバーのスキルもサービスも幅広く、より高品質である必要があります。運転技術とコミュニケーション能力以外にも、外国語のスキルも要求されます。日本文化にあまり見られないマナーや作法に加えて、万が一想定外のトラブルが起こった場合でも、ゲストへの配慮を優先した冷静でスマートな対処ができる判断能力も必須科目となってきます。そういった意味でドライバーには単に運転ができるだけではなく、常に臨機応変で世界に通用するマナーを兼ね備えたハイレベルな人材が求められています。

ハイヤー利用はたとえ短い時間であっても、そのひと時を優雅に気分良く過ごせる、快適な乗り物です。シーンに合わせて上手に利用をすると、大きな満足を得られるでしょう。